公共工事・民間工事の積算代行
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その他〜入札に関する提言〜


ご経験のある積算担当者に方もいらっしゃると思います。
国土交通省の積算において、設計書が不透明で参考数量表がついているが機械機種・施工方法
人力なのか機械なのか・・・質問書を出しても『貴社の判断による』との回答ばかりです。
この件で弊社でも質問したことがありますが以下の通りでした。

Q:『なぜ、国土交通省の設計図書は不透明であるか』

A:標準的な工事のみならず、特殊な工事案件についても、それに要する数量や単価について
  は幅を持たせた方(基準積算より企業努力によってさらに安価になることを望むという観
  点)が、より競争原理が働くのではないか、だから積算する側に適宜な判断を求めている。


  入札関連の国会・各委員会の議事録を国会図書館のホームページで探しておりましたら、
  頼もしい発言をなさってる議員さんがいらっしゃったので、そこ(行政監視委員会)で
  のやりとりを載せておきます。動画はこちらです。(参議院インターネット中継よりリ
  ンクしております。)
  (なお、弊社と当議員様とは何ら関係はございません。)
【水戸将史】
民主党の水戸将史でございます。
時間も限られておりますので、先般、行政手続とか契約等々の在り方についての資料もちょう
だいしております。 その中でも端的である入札制度につきまして、もうこれは古くて新しい
問題でございますけれども、いま一度国交省、特に国交省の姿勢を問いただしていきたいと思
っておりますので、真摯なる御回答をいただきたいと思っております。質問通告というよりも
一般論として冒頭お伺いしたいんですけれども、一般に公共工事をする場合に、役所の人が設
計図を作らせるためにコンサルに頼む、その設計図を基にしていろんな形で積み上げて積算を
するわけですね。予定価格というものをつくるんですが、いま一度、予定価格というものがど
ういうものなのか、簡潔にその定義を教えてください。政府委員でいいですよ。

【政府参考人】(関克己君)
お答えをいたします。
先生御指摘の、今、予定価格ということでございますが、公共工事を発注する際の予定価格に
つきましては、いわゆる実態を踏まえた形で積算をしていくと。これは何を申しているかと申
しますと、取引の実例価格等に基づきまして工事の標準的な価格、こういったものを設定され
るものでありまして、工事の組立て方、あるいは労務・資材費、こういった単価、こういった
ものを積み上げまして標準的な価格として設定していくと、こういった性格のものでございま
す。

【水戸将史】
ありがとうございました。今、簡潔にお答えいただきました。
いわゆる標準的な価格をまず役所の方が事細かに積算をして積み上げていくんですね。これが
予定価格というものであります。じゃ、この予定価格というものは、その当該公共工事を行う
ための適正な価格かどうか、これについてはどうですか。

【政府参考人】(関克己君)
 お答えをいたします。
適正ということについての評価というのはいろいろお考えがあろうかと思いますが、私ども、
標準的な価格を用意させていただくと、そういう意味において適正な価格ではないかというふ
うに考えておるところでございます。

【水戸将史】
もうお役所の方は、もちろん今言ったように予定価格というのは、予定価格いわゆる予算にな
るわけですね。この予定価格を上回るものは、これいけないわけですね。これは不調という形
で、不落というんですか、いわゆる落札できない。しかし、予定価格よりも下回る部分で、あ
る程度、どの程度かという話になるわけでありますので、当然、今私が申し上げたのは、予定
価格、これ100%とすれば、この予定価格というのは、私とすれば標準的な価格か、これで
落札してもいいという価格になりますよね。それはどうでしょうか。

【政府参考人】(関克己君)
予定価格というのは、そういう性格を持っているというふうに考えております。

【水戸将史】
それで、昨今いろんな事件が発生をしております。もうこれは釈迦に説法でございますけれど
も、この予定価格の漏えいをめぐる事件、これはいわゆる入札妨害等と言われているわけであ
りますが、これはもちろんかつてから、いろんなお役所同士とか議員もいろいろな介入して逮
捕されるケースもありました。
こういう事件は枚挙にいとまがないんですけれども、そういう観点から、いろんな形でそれを
防止をしていこうじゃないかということで地方自治体はこの予定価格を、そうだったらもう事
前に公表しちゃおうというような動きを今までもやってまいりました。しかし、そうすればい
ろんな形で弊害がある。
それで国交省は、地方公共団体については予定価格を、これを事前公表はやめるべきであると
いう形で強い要請をしているわけでありますが、これはなぜ予定価格を事前公表にしちゃいけ
ないのか、簡潔にお答えください。

【政府参考人】(小澤敬市君) お答え申し上げます。
特に地方公共団体におきまして、予定価格を事前公表されますと、建設業者の方の見積り努力
といったものが損なわれます。また、最低制限価格への張り付きといったようなことを誘発す
るということもございまして結果として安値受注といったものにつながることがございます。
したがって、そういう予定価格の事前公表というものにつきましては、やはり基本的には取り
やめていただきたいという認識を持っているところでございます。

【水戸将史】
簡潔にありがとうございました。
おっしゃるとおりでございまして、いわゆる予定価格を何も考えずに事前公表をすれば、それ
にいろんな形で業者が群がってきましていたずらにダンピングを誘発するとか、技術力のない
業者もそこに参加をして、そして落札するという危険性もあると。安かろう悪かろうというよ
うなこともなりかねないということでございまして、そういう意図もあって、余りこれを地方
公共団体が幅広く導入することがかえって地域経済というか業者間のいたずらな競争をあおり
、ひいては全体的にこれが要するに沈んでしまうということになる、それをある程度一定の歯
止めを掛けようという形で、非常に適切な国交省、国側の対応ではないかと私は思っておりま
す。まさしく国交省側も、今おっしゃったように、一般競争入札が普及した状況下で予定価格
の事前公表をすると積算能力のない建設業者が安易に低価格で入札をし、調査基準価格や最低
制限価格のラインぎりぎりに応札が張り付いてしまうということがむやみいたずらな競争を激
化するということになってしまいまして、いわゆるそういうことによって手抜き工事が行われ
てしまう可能性もあるわけですね、危険性があるわけです。
ですから、予定価格を事前公表することはやめていこうじゃないかというわけでありまして、
しかしここで一つ見落としてはいけないことは、ここの国交省も言っているとおり、積算能力
のない建設業者が安易に低価格で入札をすることを避けていこうという。つまり、逆に言えば
、積算能力のある予定価格をお役所が自分たちで作って、それに対して各業者間に投げかける
わけですね、そして入札してきなさいという話になるわけでありますんで。そもそも予定価格
は、行政が持っている価格があって、それに対してどの程度の業者がいろんな形で積算をして
入札価格を入れてくるかというその技術力が問われてくるわけですね。
ですから、ここにもいみじく言ったように、積算能力のない建設業者が安易にはびこってしま
うといけないけれども、しかしその予定価格をどういう形で積算をするかという、積算能力の
ある業者がいろんな形で積算をして、そして入札することに関しては問題ないということを国
交省の人も言っているわけでありますんで。
そこで、お伺いしたいんですけれども、つまりこうした予定価格の公表の仕方が悪いんじゃな
いかと私は思っているんですね。今言ったように、何も考えずに、こんな考え方だからこれで
どうだという話よりも、積算できるような形で予定価格を公表する、予定価格に対して積算で
きるような道筋を付けてあげるということが私はこれから大きな課題ではないかと思っている
んです。それが先ほど言ったように入札妨害を起こす一つの大きな働きかけになると私は思っ
ておりますんで。しかし、そこの中において、確かに今までも国交省側、国側もいろんな取組
をしているわけでありますけれども、いざ公共工事の予定価格を自分たちで作って、そして各
業者、各企業に投げかけをするといった段階において、一体その予定価格がどの程度であるか
ということが非常に極めてあいまいで分かりづらいことが逆の意味でのいわゆる不透明な部分
を今つくっているわけですね。それが先ほど言ったような入札妨害、いわゆる予定価格を聞き
出そうという、そういうような金銭授受等が行われて、それが入札妨害でそういうような事件
に発展するケースがありますんで。そこで、皆さんにお配りしたんですけれども、これは別に
工事名が、永平寺のトンネル工事が悪いという意味じゃなくて、つまり今言ったように、もう
予定価格がちゃんといろんな形で積み上げて、この分厚い形で、そういう冊子もあって、そし
て役所の人たちがその冊子を作るためにいろんな形で積算しているわけですね。予定価格が作
り上げる。それに対して、やはり入札をしようとする業者側が、一体どの程度の予定価格なん
だということを自分たちでいろんな形で積算技術を持って積算していくわけですよ。
そういう中で、いわゆる分からない部分を役所の方に聞くわけですね。役所からすれば、国交
省からすれば、分からないところがあったら聞いてこいとよく言うんですよ。しかし、実際に
聞いてみた、これ回答書なんですけれども、いわゆるこれは、とある企業からこのトンネル工
事について、これ国交省に対していろんな質問をするわけです、分からない部分がいっぱいあ
るものですから。そして、分からなかったら聞いてこいと言いながらも、こういう形でいざ聞
いてくると、これ、いっぱい、三ページしか今日配りませんでしたけれども、ほとんどすべて
が貴社により適宜に判断されたいという話で、結局聞いてもその答えはほとんどこういう答え
なんですね。
何で国交省側、国側は、分からなかったら聞いてこいとよく言うんですけれども、実際に聞く
と、この回答がほとんど貴社により適宜に判断されたいという、ちゃんと答えてあげればいい
じゃないですか。この指摘についてどう思われますか。

【政府参考人】(関克己君)
先生御指摘の、いわゆる工事の入札契約に当たりまして、応札をしようとする者の皆様方にど
のように情報を提供するかということであろうというふうに思います。
国土交通省におきましては、工事の入札契約に当たりまして、適正な競争の確保という観点か
ら、入札参加者が的確な積算が行えるように、積算の基本的な考え方、あるいは歩掛かり、ど
の ぐらい人間が掛かるのかといった、そういった歩掛かり等の積算基準を公表させていただ
いております。また、現場条件に応じまして、入札参加者の適正な積算が可能となるように、
現場条件ごとの積算の条件ですね、これにつきまして、設計図面あるいは数量総括表等で明示
をさせていただく。それからさらに、特記仕様書、特に条件を整理したものを特記仕様書と呼
んでございますが、特記仕様書におきまして、工事の工程や工事の安全対策等についての条件
も明示させていただいております。
また、今それぞれの応札者からの質問という点をいただきました。これら、先ほど申し上げま
したが、設計図書と呼んでおりますが、こういった設計図書等に対する質問は、一定の期限内
はございますが、常時受付させていただいておりまして、さらにその回答については、入札に
当たっての透明性を確保するため、すべての入札参加者が閲覧可能な体制を取らせていただい
ております。
その上で、先ほどお示しいただきました工事の資料につきましてでございます。一般的に申し
ますと、工事ごとあるいは現場条件ごとに異なるために、一概にこれがどうかと個々の項目に
ついて申し上げることはちょっと難しいわけでございますが、私どももこういった質問に対し
て、それぞれの工事の条件、こういったものを踏まえながら、明瞭あるいは具体的に答えてい
くことが大切でありまして、可能な限り丁寧な対応が必要というふうに考えているところでご
ざいます。いずれにしましても、国土交通省といたしましても、発注内容の透明性の確保とい
う観点から、今申し上げましたことについて最大限努めてまいりたいというふうに考えてござ
います。

【水戸将史】
透明性の観点が若干違うなという気がするんですね。透明性、すべてをつまびらかにするとい
う透明性はある。私が言っているのは、要するに予定価格は今言ったように予算で一〇〇%な
んですね。その一〇〇%の基本的なものが分かれば、そこから企業努力によって何%それから
ある程度、割引というんですかね、これを八〇%にするのか九〇%にするかは別といたしまし
ても、そういう形で、一〇〇%の予定価格、予算があって、そこで企業努力によって、じゃ国
はこういうふうに提示しているけれども、やっぱり我々はこういう試算でやっていこうじゃな
いかと、人件費はじゃこれだけ削っていこうじゃないかという形で、それで入札価格が決まる
わけですよ。だから、今言ったように、予定価格を事前公表はこれは論外だけれども、しかし
積算能力のある業者が予定価格を、皆さんの説明をいただいて、そして分かるようにしてそこ
からがスタートだと私思っているんですね。
、ですから、予定価格が、技術がある、能力がある、経験がある業者だったら、ある程度これ
が分かるような透明性を高めた方がいいんじゃないですかと私は言っているんです。それにつ
いはどうですか。

【政府参考人】(関克己君)
お答えをいたします。
私どももそういう意味では、現場の条件がより分かるようにという観点から、可能な限り明瞭
にあるいは具体的にというふうに回答をさせていただくよう努めてまいりたいというふうに考
えているところでございます。

【水戸将史】
ですから、可能な限りという、今本当にいみじくもおっしゃっていただいたように可能な限り
でやるならば、例えばこの回答書だって、これ、その選定方法とか期間とか保守月数とかいろ
んな具体的に答えてもらいたいということで、具体的に答えたらいいじゃないですか、こんな
の。それを、適宜あなたの判断に任せますみたいな、そういうことをやると非常にこれは不透
明になるわけですよ。ですから、こういうことを一つ一つ積み上げていくことがいわゆる透明
性を高めることになるものですから、これについてもう一度、もっと具体的にこういうふうに
したいとおっしゃっていただけませんか。

【政府参考人】(関克己君)
御指摘の点でございますが、先ほども申し上げましたが、個々の工事あるいは現場条件によっ
て異なるところもございます。こういったものは踏まえてまいらないとならないと思っており
ますが、できる限り明瞭にあるいは具体的に回答させていただくよう努めてまいりたいという
ふうに考えておるところでございます。

【水戸将史】
これは、聞かれれば答えるという、そういう性質のものでもないんですね。もちろん、そうい
う部分もあるかもしれません。そもそもの今言ったような、先ほど若干言ったように、数量表
とか内訳表とか一次代価表とかいろいろあるわけですね。皆さんが、国交省が国が、これは公
共団体もそうですけれども、いわゆる予定価格を作る段階でいろんな形で積み上げているわけ
ですよ。どういうものをどういうふうにしていこうかと。それは要する材料とか、どういう機
械を使っていこうかと、それに要する人員はどういうふうにこれに投入していこうかとか、い
ろんな形で積み上げていって予定価格を作るわけでありますから、その手順というそのものを
、それをつまびらかにすればいいだけの話なんですよ。そして、先ほど言ったように、それが
ある程度分かった段階で、あとは企業努力なんですね。いや、役所はああやっているけれども
、我々の技術によってこれだけ安くしようじゃないかと。ここからが初めての公平な公正な競
争が始まるわけですね。ですから、今私が言ったように、そういう聞かれたら答えるんじゃな
くて、そもそもあなた方が持っていらっしゃるものを、それをつまびらかにした方がいいんじ
ゃないですかという話をしているんです。

【政府参考人】(関克己君)
お答えいたします。
先ほども申し上げましたけれども、私ども、いわゆる発注者サイドからも基本的な条件として
お示しできるものはこれまでもお示ししてきたところであります。それは例えば設計図面であ
るとか数量総括表といったものでございます。こういったものをお示しすると同時に、これで
は明らかでないという点につきまして、先ほど申し上げましたように、個々の条件等々ござい
ますけれども、できる限り明瞭あるいは具体的に回答をしていくと、こんなふうに努めてまい
りたいと思っております。

【水戸将史】
若干視点を変えますけれども、公共工事を発注したんですけれども、先ほど若干触れましたけ
れども、入札が不調になったとか落札額が決まらなかったというのは、直近でどの程度発生し
ているんでしょうか。

【副大臣】(金子恭之君)
国発注工事につきましては不調不落となる件数が増加しているんですが、平成十九年度の国の
発注工事の一〇・三%で不調不落が発生したと聞いております。

【水戸将史】
これも不調不落というものが、やはり先ほど言ったような、予定価格がありながらもそれに対
してそれを上回っちゃったりとか、そういうふうにして入札に応じてこない、そういうケース
があれば、今言ったように不調不落、せっかく予定価格があるけれども、そういう形で役所の
人たちがそういうものを価格を設定をするけれども、それに対していわゆる企業が落札をでき
ないとか、そういう企業がそこに寄ってこないというようないろんな部分がある わけです
ね。それもすべてではありませんけれども、今言ったように、非常に予定価格の出し方が不透
明だからこそ、こういうようなことがいろんな形で起こってくるわけですよ。
今、この落札価格が決まらない場合、また今国交省はどういうことをしているかというと、も
う私の方から言っちゃいますけれども、いわゆる積算をもう一度やり直して予定価格を変えて
いるんですね、役所の人たちは、不調不落になっちゃうと。要するに、屋上屋を重ねているわ
けですよ。そもそも最初は自分たちがこういうふうにやって予定価格を出そうとしたにもかか
わらず、いろんな形で業者がそれに対してできない、だったら予定価格を変えていこうじゃな
いかと。もちろん、それは実勢に合わないとか、それの反省点でやる場合もあるかもしれませ
んけれども、非常に本末転倒というか、非常に訳の分からないことをやっていらっしゃる。先
ほど私が言ったように、そういうそもそもその予定価格が不透明だからこそ、入札妨害、予定
価格を引き出そうという行為が出てしまう。そういう形でいろんな事件がこれ誘発してしまう
ということもあります。
それから、先ほど言ったように、予定価格に対して事前公表ということも、いわゆるそれを防
止するために地方公共団体が苦肉の策としてやっているんで、これも先ほど言ったような弊害
がある。だから、今言ったように、この予定価格をそういう技術によって、能力によって分か
る仕掛け、仕組みをしていくことによって、今まで言ったようなそうした価格情報を不正に探
る行為とか、それから予定価格を事前公表するなんて、そういうことを未然に、同時に無意味
化することができるわけですね。
大臣、今私が言ったことを含めてちょっと真摯な御答弁をいただきたいんですけれども、この
予定価格に対する不透明さがいろんな形でいろんな事件を起こしているということになってい
る。そして、先ほど言ったように不調不落になっている可能性もある。それにつながっている
ということでありますので、やはり今、適切な技術力を持った、能力を持った、そういういわ
ゆる積算技術がある、積算能力があるという業者が予定価格をまず自分たちでキャッチをして
、そしてそれに基づいて企業努力でいかにそこからいろんな形で入札価格を決めるかというそ
ういう手順、そういうルールを作るためには、更に一層予定価格に対しての透明性を増すそう
した仕組みが必要と思うんですよ。それに対して大臣、真摯な答弁をよろしくお願いします。

【副大臣】(金子恭之君)
予定価格の事前公表を慎むべきだという意味では先生と意見は一致しております。
どこまで透明性を高めるか。余りにもこうすべてを出してしまうと、結局予定価格にほとんど
近づいてしまうという意味では、やっぱりそこには技術力があり、経験を積んだ中で本当に仕
事を受け入れる、そういう人たちが落札をしていただけるというのが方向性なんだろうと思い
ます。
そこで、先ほど不調不落のお話がございました。不調不落、先ほど両審議官からお話をしてい
ますとおり、できるだけ公表できるものは事前に公表はしておりますし、その予定価格の根拠
になるものについては、実例価格ですね、取引の、について、標準的な価格として公表してい
るわけですね。例えば、労務費とか資材費とか機械経費とか諸経費とか、歩掛かりの面につい
てはこれはきちんと実勢価格にできるだけ近づくように努力をしているわけです。
しかしながら、先ほど不調不落になったような話もございましたが、やっぱりその仕事仕事に
よっては、例えば維持工事みたいなものについては考えた以上に手間の掛かる工事だったり、
そういう問題があるわけであります。そこで、現場条件が厳しい工事とか、技術者が長期間拘
束されるような工事は、業界としてはやりたくないという思いもあるというふうに聞いており
ます。
今後とも、資材などの最新の実勢価格を適正に反映さしていく、あるいは見積りを活用した積
算方式の活用に努めるとか、入札に参加をしていただく方々と国が考えている予定価格の基本
になる積算の根拠というものをできるだけ差がないように今後とも努力をしていきたいと思い
ますし、価格の面もそうでありますが、技術力という意味では、総合評価方式等々も考えてい
かなければいけないし、ダンピング対策に対応するために低入札価格調査基準価格の見直しと
か、技術とあるいは価格と両方がきちんとバランスよくできて、発注者もそれから落札者も納
得していただけるようなそういう入札制度にしてまいりたいと思います。

【水戸将史】
大臣、ちょっと認識が違うんですよ。つまり、予定価格というものは、それがいわゆる役所の
方が考えた予算なんですね。これは分かっていいんですよ。これを分からせない方法がいけな
いと私は言っているんですね。それは不透明だからそれを聞き出そうとして入札妨害が起こる
んです。だから、予定価格は技術力がある人が分かっていいんですよ。分かるようにしなきゃ
いけないんです。それから、先ほど言ったように、企業努力によってじゃそこから何%頑張れ
るかという話。しかし、おっしゃるとおり総合評価方式とかありますから、安かろう、安い人
が一番いいとは限らない、今までの実績とかあるんだから、それに至るまでいろんな背景があ
りますから、それは一番安いところがそれを落札するということじゃなくて、それはいいんで
す。それは総合評価方式でいいと思うんですよ。
だから、今言ったように、予定価格を分からせまいとするあなた方の姿勢がいけないんですよ
という話をしている。事前公表は駄目ですよ、事前公表は何も努力しなくても分かるから。だ
から、努力して技術があって予定価格が分かればそれでいいじゃないですかという話をしてい
る。そういう仕組みをつくりなさいよという話です。

【副大臣】(金子恭之君)
先生のおっしゃることもよく分かります。そこは、どこまで予定価格に近い、技術力のあると
ころはきちんとそこに来るんでしょうけれども、予定価格に限りなくそれが近づいてくると、
みんながそこに札を入れて結局はくじ引でということになって、全国的に例を見ても、非常に
やる気のある建設業と、そのときに落札できたら頑張ろうというところとかそういう人たちも
あるやに聞いておりますので、できるだけ先生がおっしゃったように情報開示をしながら、健
全な入札制度の確立に向けて今後とも頑張ってまいりたいと思います。

【水戸まさし】
だから、要するに、くじ引じゃなくて、最後くじ引しないためにあなた方は総合評価方式を設
けているんだから、それはいいんです、その後のフォローは考えればいいんです。違う形での
。その辺は努力していただきたいと思います。
それで私の質問を終わります。ありがとうございました。